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雷鳴の夜

第29章 将来のために

カウンセリングが良かったのか

学校が良かったのか

翔も明るくなり大声で笑うようになった

マンションも最初は躊躇っていたが

昼間には一人で入れるし

俺か晶が居れば泊まれるようになってきた

たまに前のように入れなくなる日もあるが

そんな日は大体雷の日

まだ雷は怖いみたいだが昼間や室内なら大丈夫

夜も誰かと一緒に居ればなんとか耐えている

だめな日は薬に頼り眠ってしまうから

大丈夫だと儚く笑う

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