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雷鳴の夜

第49章 焦る

「毎回来なくていいのに…」

突然の呟き

「ん?だって約束だろ」

どうした?やっぱり不安定だからかな

「もう…大丈夫だから…」

言ったと同時に遠くで雷鳴がし

小さく震えだす身体

小さな女の子を見たようで思わず抱きしめる

「全然大丈夫じゃねぇだろ」

雷が怖いくせに…

俺がなんとなく雷に反応するのは

翔のためだったのかと納得する

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