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雷鳴の夜

第1章 訪問者

シャワーの音を確認し

私も当然のように着替えを脱衣所に置く

暫くしてサッパリとしたあなたが

生乾きの頭のままクッションに座る

缶ビールを渡しドライヤーであなたの髪を乾かす

「毎回来なくていいのに…」

乾いた髪を確認して片付けながら呟く

「ん?だって約束だろ」

確かに約束らしきものはした

まさか本当に守られるなんて思ってたわけじゃない

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