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雷鳴の夜

第10章 突然

翔の姿が見えず

電話に留守電のランプ

聞けば事故の知らせと病院の名前

部屋中の扉を開ければ寝室の隅に

ブランケットを被り蹲る姿を見つける

「翔…まーだよ」

優しく声をかけても出てこない

時間も無いので無理やりブランケットから出そうする

小さな体の何処にそんな力があるのか

ブランケットを巻き付け出ようとしない

仕方ないのでそのまま包み車に乗せ病院へ急ぐ

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