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雷鳴の夜

第17章 支え合う

朝になり目覚めたらまた翔がいない

慌てて飛び起きたら遺骨の前にいる

昨夜の様に取り乱すかと身構えた

俺に気が付き静かに振り返る

「まーくん…夢じゃ無いんだね」

昨夜よりしっかりとした声

現実を受け止めたか…

「あぁ…」

なんと答えてやればいいのか…

「おはよお父さんお母さん」

骨壷を愛おしそうに撫で挨拶をする

「おはよまーくん」

「おはよ翔」

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