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雷鳴の夜

第21章 仏様

背中を撫ぜたりトントンと叩いたりし

やっと泣き止んだ

「まーくん…生きてていい?」

「当たり前だろ!」

「お父さん…お母さん…怒ってない?」

「怒ってない!喜んでるよ」

まだ潤んだ瞳が俺を見つめる

「そっか…」

コテンと俺にもたれ掛かって寝てしまった

泣いたせいだろうか少し体温が熱い

今日は俺も休みだから学校を休ませよう

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