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週末のスーパーに夫と子供で買い出し中に男の熱視線を感じて・・

第1章 スーパーに買い出しに行くとイケメンの熱視線に我慢できない私

やっぱり見てるよね・・・
私は彼の視線を感じずにはいられなかった。

ここは週末のスーパー。夫と子供、家族四人で買い出し中だ。
最近は外出自粛でどこへも行けてないから、子供たちにとってもちょっとしたレジャー気分でテンションが上がっている

人混みを避けて来店したので、人影はまばら。
だからなのか、高身長でちょっとイケメンの彼の存在が気になる。

買い物カートを押しているときに、その彼とはすれ違った。
一瞬、振り向かれたような気がしたが、「気のせいか。。。」

一番上の棚にあるお気に入りのカレー粉を取ろうとしたとき、
お肉の冷蔵ケースの前で、賞味期限が長い物を探そうと屈んで奥を覗き込んだとき、
下の娘が「お菓子買って〜」と駄々をこねるのを、あやしていたとき。

彼は私の視線にいた。

うーん、まさかね。。。でも。。

「ちょっと見てもらってていい?トイレ行ってくる」
私は夫にカートを押しつけ、彼の耳に聞こえるようにちょっと大きめな声で頼んだ。

トイレ行くのに宣告した自分がちょっとおかしかった。
どうかな、くるかな。恥ずかしさとドキドキで胸がギュッとなる。

ここのスーパーのトイレは、店の外にある。
わざとゆっくり足を進める。駐車場を横切ってトイレの前に立つ。

後ろに視線を感じながら、ドアを押し開けた。
トイレには私以外の客はいないようだ。

右手に洗面台が2つ。奥に個室が4つある。
私は一番手前の個室に入った。鍵を閉める。

しばらくして、弱々しい感じだが素早くドアを開け閉めると音が聞こえる。
足音が個室の前で止まった。

私はゴクリと唾を飲んだ。
ジャーーーー。水が流れ、その流れが止ると個室の中が静寂に包まれる。

よし、小さく声を出して立ち上がり、鍵を外しドアを開けると、大きな影が、、、、

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