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丸出しになった尻を先輩が平手打ちする。


「……いっ……！！」


痛みに呻く私に喜んでいるのか、先輩は私の尻を更に叩いた。


「"黒髪の女”も！ お前も！ バカにしやがって！！」


先輩は怒りを露わにすると私のパンツを破いた。
ビリビリと音を立てて布が引き裂かれてゆく。


もうダメだ……と私は諦めた。
ああ、私はこのままコイツに犯されるんだ……
そんなことが頭を過ぎった。


杏寿郎さんは違う場所だから来てくれない。
先輩の手はだんだん下へと降りてきた。

丸出しにされた尻を撫でられる。
気持ち悪さに身体がビクンと跳ね上がった。
先輩はそれを”気持ちいい"と勘違いしたのか、下卑た笑みを浮かべながら私の尻を撫で回した。


「う、ううっ……！」


気持ち悪さに吐き気がした。
杏寿郎さん以外に触られたくない。
嫌悪感に涙が溢れてくる。


私は潤む瞳で辺りを見回した。


そこには……


涙を流しながら亀甲縛りをされている黒髪の女の子がいた。
その子はあの怖そうな彼氏の横にいた女の子だ。
鴇色麻の葉紋様の着物に、赤と白の市松模様の帯を締めている。
女の子はぐったりとしており、足首にはレースのパンツが引っ掛けられていた。