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エッチな女子達の事情

第4章 エッチな女子達の旅行①

先輩は私たちを舐めるように見回すと、私に近づいてきた。
露骨に体をひねり、回避する。
先輩はイラついたように、舌打ちをした。


「避けんなよな? せっかく気持ちいい事、してやるのに」


下卑た笑みを浮かべながら先輩がそう言う。
私は禰豆子ちゃんを抱きしめたまま先輩を睨みつけた。


「その黒髪の女。処女なのかなぁ? 俺、処女だったら抱こうと思ってんだよね〜」

独り言のように呟いた先輩が、禰豆子ちゃんを舐めまわすように見つめた。

「彼氏、居たから処女じゃねぇのかな〜」


下品な言葉を吐きながら、先輩が私の腕から零れている禰豆子ちゃんの髪の毛を掴んだ。

「ッ!!」

私は咄嗟に、身を後ろへと引いた。
ブチッ! と嫌な音がして、禰豆子ちゃんの髪の毛が数本抜ける。

「あーあ。なんてことするのさぁ。髪の毛を引きちぎるなんて」

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