テキストサイズ

エッチな女子達の事情

第5章 エッチな女子達の旅行②(チョコ×禰豆子)

「質問に答えろよ? ひどくされてぇか?」
「……っ!!」


ダンッと床を叩かれた。
ビイインと周りに音がこだまする。
私はその迫力に四肢を震わせた。
ぶるりと身体を震わせながらチョコを見つめる。
チョコは冷たい瞳で私を睨みつけると、床から手を離した。


「言う気はねぇか」


チョコが再び問いかけてくる。
低く、恐怖しか感じられない問いかけは私を身体の芯から冷やした。


言わなきゃ……! 言わなきゃダメだ……!
ちゃんと、言わなきゃ……!


チョコは気長よく待ってくれるタイプではない。
ここでちゃんと言わなければ、無理やり抱かれてしまう。
それだけはなんとしてでも避けたかった。
私は震える唇を叱咤しながら、ゆっくりと口を開いた。


「……ち、チョコのい、言う通り……さ、触られたから……っ! そ、それと、あのしのぶ先輩からよ、呼び出されたの……!」


口から飛び出した言葉はあまりにもみっともなく掠れていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ