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エッチな女子達の事情

第5章 エッチな女子達の旅行②(チョコ×禰豆子)

「それで? ”ナニ"をされてテメェはあんな目にあったんだ?」


凄みを利かせた声でそう言うチョコの目は冷たく、冷徹な怒りが浮かび上がっていた。
今にも殺しそうな程の目力に、私の身体がビクッと跳ねる。
快感からでは無い。恐怖からだ。
彼から発せられる底知れない恐怖が、私を身体の芯から冷やす。


「……あ……」


私はどう答えていいかわからず、口からはくぐもった声が漏れ出た。
身体を震わせながらチョコを見つめる。
チョコは表情一つ変えずに、私を見下ろした。
冷たい射抜くような瞳。こんな冷たい瞳、向けられたことがない。


「答えろよ? なんであんな目にあった? 返答次第なら容赦しねぇぞ」


チョコはそう吐き捨てると、私の横に手を置き、そっと腰を折った。


「……っ……!」


顔と顔が近づく距離にチョコが入ってくる。
これはいや、かなり恥ずかしい。
しかも、顔を逸らさないようにもう片方の手で顎を掴まれている。
私は顔をそらすことも出来ずに、チョコの強引な口付けを受け入れた。

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