エッチな女子達の事情
第3章 結城杏里
煉獄先生はそう言うと、机においてあったテキストを持ってきた。
「え、続きをするんじゃなかったの……?」
呆気に取られた私は煉獄先生の行動の意図が変わらず、目をパチクリとさせた。
「ああ、続きはするとも。だが俺は教師だ。勉強の方も教えなくてはならない」
「え……?」
呆然とする私をよそに、煉獄先生は何気ない様子で歴史のテキストを開く。
え……!? どういうこと……!? 煉獄先生の意図が分からない?
続きして欲しいのに……
歴史の先生だから歴史を教えるのは当然か……