エッチな女子達の事情
第4章 エッチな女子達の旅行①
カウンターから厨房までの距離は結構あり、足の遅い私はそこに辿り着けるか心配だった。
辿り着けなければ、先輩に犯される。
それだけは嫌だった。
私はちぎれそうな手足を駆使しながら、厨房へと駆け込んだ。
素早く扉を閉め、鍵をかける。
これで一安心だ。
「ふぅ……」
私はドアへと持たれたかかるように座り込んだ。
身体からドッと力が抜ける。
私はゆっくりと息を吐くと、辺りを見回した。
「武器になりそうなのはあるかな……?」
万が一開けられた時、殴り倒す武器が必要だ。
私は武器がないか、近くを散策する。