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酔い醒めた後

第69章 流されるように

s「あっ…ん…」

o「やっぱうめぇわ、もっとちょうだい」

翔くんの口に水を含ませて口づけて飲む

何度か繰り返して空になったボトルを捨て

o「ありがと翔くん、そろそろ寝よっか」

手を出せばちょこんと乗せられた指先を

グイッと引き寄せてベッドへ行く

素肌のままで布団に潜り込んで

後ろから翔くんを抱きしめる

翔くんがむにゅむにゅと左手をもてあそぶ

最初は眠れなくて触ってるのかと思ったけど…

時折嬉しそうに笑い声が溢れる

o「翔くん?なにしてんの?」

s「ん…なにも…してないよ」

聞いた途端に耳朶が紅く染まる

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