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子犬、拾いました!

第1章 拾った

襖をノックして、声をかける。

「陽太くん、おはよう。 起きてる?」

「……無理。 起こしてくれない?」


え!? 入っても良いのかな?


「…失礼します。 おはようございます…」


ある程度布団に近づいて声をかけてみた。 が、起きない。

仕方なく、布団の横にしゃがんでもう一度声をかけてみた。


「陽太くん、おはようございます」

「ん、おはよう…」


ああ、ようやく反応があった。


「あ?あれ? ここどこ?」

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