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子犬、拾いました!

第2章 夏祭り

お祭りの日まであと、2週間。
陽太くんと一緒となれば、自然とウキウキしてしまう。

「沖津さん、何だか嬉しそうね。良いことあった?」

「ええ、まぁ」

仕事場の先輩にまで指摘される程の浮かれようらしい。

「良いことよね。沖津さん、いつも疲れてそうだったもの」

そういえばそうだ。陽太くんが家に来てから、何だか元気になっている。
どうしてだろう…。

考えながら家に帰った。

「ただいま~」

「おかえりなさい!」

出迎えてくれる陽太くんの笑顔に癒される。

「あれ?掃除してくれたの?」

仕事に行く前よりも、部屋が綺麗になっている。

「うん!住まわせてもらっているから、これくらいは…。 料理は瑠菜さんに任せきりだけど…」

「ありがとう。助かる!」

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