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子犬、拾いました!

第1章 拾った

「えへへ、ごめんなさい」

恥ずかしそうに笑う顔はすごく可愛い。


「ごめんなさい!雑にしちゃって… 性格なんです…」


弟が二人いるからか、世話好きな性格になってしまった。


「いえいえ、何だかお姉さんみたいです。 僕より年上ですよね? 僕は21歳です」

「私は23歳です」

「やっぱり年上なんですね。すごくしっかりしてます」


この子は本当に21歳なんだろうか? 失礼だけど、無邪気でもう少し若く見えた。


「タオルありがとうございました。洗って返しますね。 僕もう帰ります」

「あ、良いよ。タオルはそのまま返してくれれば…」

「いえいえ、洗います! じゃあ失礼します」


ペコリと頭を下げて、彼は帰って行った。

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