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子犬、拾いました!

第7章 初めて

「ご用があればお申し付け下さい。お風呂はいつでもご利用頂けますので。では、失礼致します」


「あ~、疲れたね」

荷物を置いて、少し横になる。

「ねえ、荷物の整理が終わったらお風呂入ろうよ」

「え? もう?」

「お風呂入って、さっぱりしたらお昼食べに行こうよ~」

「もう、しょうがないなぁ。じゃ、早く片付けよう」



手っ取り早く整理して、廊下に出た。
館内案内を見ながら、どこに行こうか迷う。


「ねえ、どこが良い? 色んなお風呂があって迷うよ」

「ここ良いんじゃない?薔薇の湯」

「良いね。私そこにするよ。陽太は?」

「え?俺も一緒に入るけど?」

「ええ!? 一緒に入るの?」

「当たり前じゃん。早く行こうよ」


陽太に手を引かれて、ずんずん進む。


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