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子犬、拾いました!

第7章 初めて

お風呂場につき、躊躇なくシャツを脱ぎ捨てる陽太。

「陽太、先に入って。私後から入るから」

「照れてんの?」

「良いから!」



「瑠菜、入ったよ。おいで」

お風呂場から声がする。

ゆっくり服を脱いで、風呂場のドアを開け、顔だけ出す。


「大丈夫だよ。お湯もさ、ピンクだから見えないよ。おいで」

さすが、薔薇の湯。花びらが浮いていて、ピンクのお湯だ。


「は、入るから後ろ向いてて」

「はいはい」


後ろを向いてもらい、ようやく湯船に浸かる。


「いらっしゃい」

「お、お邪魔します?」

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