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子犬、拾いました!

第7章 初めて

「瑠菜の場所はここ!」

そう言って、陽太の足の間に座らされた。

「ちょ、この体勢恥ずかしいって…」

「良いじゃん♪」


湯船の中で、後ろから抱きしめられていたら、すぐにのぼせてしまいそう。


「陽太、もう洗おう?」

「ん? 良いよ」


ザバっとお湯から出た陽太は、当たり前だけど裸だ。


「瑠菜?洗わないの?」

「……」


意を決して、勢い良くお湯から出る。


「瑠菜、綺麗だよ」

目を細めて笑った陽太は、いきなり抱きついてきた。

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