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君がスキ

第2章 ホントのキモチ

放課後。

…ああくそ、めちゃくちゃ怒られた。

予想通り、木村はカンカン。
それで、放課後呼び出しくらったというわけ。

潤はごめんねごめんねと隣で謝っている。

いいんだ、俺は朝からお前の顔が見れて幸せだったよ。

潤「ほんっとごめんね!俺時計見てなくて!!」

翔「いいよ、俺も時計見てなかったし。」

それに、木村が面倒くさいのはいつものことだ。
もう慣れた。

翔「それより、今日空いてんなら、教えてやるよ、勉強。」

潤「あ、いいの?家行って。」

翔「うん。カレーも余ってるし。」

と、頷いたあとで後悔が襲う。
やべえ、俺我慢できっかな。

潤「…じ、じゃあお言葉にあまえて。」

翔「ん。」

ポーカーフェイスを保ってるつもりだが、感情は漏れていないだろうか。
というかそれ以前に。我慢できるだろうか⁉
勉強教え始めて二日目。
中間まではまだまだある。

…波乱の予感がする俺だった。

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