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my life

第22章 my lyfe-やさしさの欠如

和成から電話がきて、飲みに行くことになった。
 
「悠さ、あの子とまだ続いてるのか?」
「あたりまえだろ。」

「じゃあ、連れてこいよ。」
「あいつの予定が空いていたらな。」

彩に予定を聞くと空いているというので、飲み会の前に彩の家に迎えに行った。

寒かったですよねってあったかいコーヒーを淹れてくれた。
ソファに座ればいいのにキッチンに立ちっぱなしの彩。

「彩。ここにおいで。」
「えっと…はい。」

なんでそこ?ってくらいに距離を空けて座る彩。

「今日会う方ってどんな人ですか?」
「んーずっと仲良いダチ。良い奴だから安心しろ。」

「久しぶりに石井さんの顔をゆっくりみれて嬉しいです。」
「だからさ、店で毎日見てるだろ。」

「・・・そうでしたね。お店辞めようかな・・・。」
「は?いきなりどうした?」

「嘘です。大丈夫ですよ。ちゃんと出勤しますから。」

そう言って彩はまたキッチンに向かっていこうとしたから・・・彩の腕を引き寄せた。

「きゃっ!」

俺の胸になだれ込むように彩が倒れ、一気に距離が近づいた。

顎をクイっとあげ、キスをしようとした・・・次の瞬間顔を逸らす彩。
耳と首筋にキスを落とした。

「やっ・・・」

服の上から胸を揉み、顔を俺の方に向かせ深いキスをした・・・。

彩を抱いてから和成のところに行こうと思っていると・・・電話がなった。

「何時に来れる?」

和成からだった。

「今迎えに来てるとこ。これから向かうからよろしく。」

そう言って電話を切り、彩の頭をぽんぽんと撫でた。

「そろそろ行くか。」

コクンとうなずいた彩を連れて和成との待ち合わせに向かった。

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