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my life

第22章 my lyfe-やさしさの欠如

「お~久しぶり!あーやっぱり可愛いじゃん!いーなー。」
「がっつくなって。これ、俺のだから。手出すなよ。」

和成に牽制をして彩を隣に座らせた。

「で、名前は何ちゃん?」
「はじめまして。優奈って言います。」

「優奈ちゃんか。可愛いね。こんな鬼畜野郎やめて俺にしない?」
「鬼畜って・・・和成お前黙ってろ。彩に変なこと吹き込むな!」

「彩?ん?優奈ちゃんじゃないの?」
「あー。源氏名が彩だからそのまま彩って呼んでる。優奈とか彩とかいちいち切り替えんの面倒だろ。」

「悠さぁ。それは優奈ちゃん可哀想だよ。名前で呼んでやれって。」
「あっ!私は大丈夫ですから。好きに呼んでください。」
「ほら。ややこしくなるから和成も彩って呼んでおけ。ってか、今優奈って名乗ったお前が悪いんじゃん。俺がずっと彩って呼んでるんだから彩って言っておけよ。」

「・・・ごめんなさい。和成さん、彩って呼んでくださいね。」

最初からそうすればよかったのにって少しイラつきながら酒を飲んだ。

しばらく飲んでいると和成の携帯が鳴って、中学時代のダチも合流するって言うからもう少し広い飲み屋に移動した。

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