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「なぁ、悠。今度一緒に飲みに行こうぜ。あの子、優奈ちゃん？彩ちゃん？も連れてこいよ。」
和成からの誘いだった。

「あぁ『彩』ね。わかった。」


彩に連絡をすると
「わかりました。」と返事が返ってきたから、彩に俺の最寄り駅まで来てもらい、一緒に和成との待ち合わせ場所へ向かった。

「おー。久しぶり。優奈ちゃん？彩ちゃん？元気だった？ん？なんか・・・痩せた？ちゃんとご飯食べてる？」
「えっと、彩です。お久しぶりです。ダイエット中なので痩せたなら嬉しいです。」

和成と待ち合わせたのはイタリアンが楽しめる店だった。

和成が適当に食べ物、それからワインと彩用に葡萄ジュースをオーダーしてくれた。

「久しぶりの再会にかんぱ～い！」
「なんだそれ。ま、いいか。乾杯。」

「乾杯。いただきます。」と彩はジュースを飲んでいた。

近況報告をしているとスマホが震えた。

「ちょっと席はずす。わりいな。」

ナツキからだった。

「悠～。何してるの？」
「ん～ダチとご飯中。どうした？」

「これから家に来れない？ちょっと困ったことが起きちゃって。頼めるの悠しかいないんだよね。」
「こっちも今始まったばっかりだし。明日でもいいか？仕事終わったらナツキんち行くから。」

「んーま、いいか。オッケー」

席に戻ると、和成と彩が楽しそうに話をしていたのが気に入らなかった。