無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

仕事が終わって、ナツキの家に向かう。
予定では風呂に入ってそのまま寝るはずだった。

山崎さんに言われた言葉をどこかにぶつけたくて、ナツキを抱いた。

「えっ？疲れてないの？」

ちょっと驚いた顔をしていたが、俺の要求にすべて答えてくれた。

いつもより荒く、乱暴に抱いた俺を責めもせず、そのまま受け入れてくれた。

「悠？どうかしたの？」
「ん・・・いや。ちょっと嫌なことあって。悪い。あたった。」

いつもは俺が腕枕をしているのにこの日はナツキが俺を腕枕をして抱きしめてくれた。

疲れていた俺はそのまま夢の中に落ちて行った。


「石井さん。私は一人でも大丈夫です。だから石井さんの好きなところに行っていいんですよ。」
・・・彩？また大丈夫って言ってる。本当に大丈夫なのか？
俺だって彩と一緒に居たい。だけど、どうしても他の女を抱きたくなるんだ。他の女が放っておいてくれない・・・！！

「最初は無理矢理で困ってしまうことが多かったけど。今はとっても・・・大好きでした。ありがとうございました。さようなら・・・」

・・・彩・・・彩！？

ハッと目を覚ますと心臓がドクドク音を立てていて、すごい汗だった。
ナツキは俺と反対側を向いて寝ていた。
なんかリアルな夢だったな。

彩が俺から離れて行くなんて想像したこともない。
離れようとするなら全力で引き留める。
あんないい女そうそういないからな。