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my life

第13章 my life-再開

「龍之介くんだよね。久しぶりだね。元気だった?車、めちゃくちゃにしちゃってごめんなさい。」
「優奈ちゃん、久しぶりだね。大丈夫だった?崇のヤツ・・・あんな奴だと思わなかったよ。」

「悪い人じゃないと思うんだけど・・・私はもう彼とは・・・。」
「うん、そうだね。俺も崇が優奈ちゃんに近づかないように見張っておくから。俺でよかったらいつでも相談に乗るから、連絡して。」

龍之介と仲良く話すもんだからうっかりスイッチをONにしてしまった。

龍之介の腕につかまりながら身体を震わせ、声を我慢している彩をみて俺は興奮していた。

ただ、龍之介まで興奮してしまったのも言うまでもない。

スイッチは店内に戻るまで切っておこうと決め、龍之介に礼をしながら店内に戻った。

店に着くと、山崎さんに俺と彩が呼ばれた。

「彩、今日は帰れ。石井、お前送ってやれ。到着が遅れて、怖い思いをさせて悪かった。友人には俺からも礼を入れておく。」

「大丈夫です。もう彼は現れないと・・・彼なりに幸せになってくれることを祈っています。」

お人よしだな・・・と思いながらオーナー室を出て、着替えた彩を送ることにした。

そういえば・・・アレはもうはずしたのか?と思いながらポケットの中でスイッチを入れてみたが、彩の反応はなし。

なんだ、つまんないな。
そうぼやきながら車を走らせた。

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