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my life

第14章 my life-繋がり

和成の親父が別荘持ってるって言ってたことを思い出し、和成に電話をした。

「あ、俺。お前の親父さんの別荘って今どうなってる?」
「なんだよ突然。いつでも使えるようにしてるからって親父言っていたけど。もしかして・・・」

「察しがいいな。鍵、貸してくれ。」
「マジか。千絵ちゃんと・・・じゃなさそうだな。」

「千絵のことはまた今度話す。今から家寄るからよろしく~。」

和成のため息が聞こえたが無視して電話を切った。

和成の家に着き和成を呼び出した。

「悠だから貸すけどさ、どんな女の子かくらいは教えろよな。」

車に近寄らせたくないという雰囲気が伝わってしまったのか、和成は眠っている彩を見つけてしまった。

「何あの子。めっちゃかわいいじゃん!あーもう!俺も一緒に行きたい!」
「バカかお前。一緒に行って何する気だよ。」

「あの子抱きたい!」
「あの子はダメだ。」

「なんでだよー。ケチ。千絵ちゃんに言うからな!」
「それでもだめ。じゃあな。」

「じゃあ、これやるよ。会社の後輩からもらったけど使い道なくて。」
「はいはい。じゃ、サンキューな。」

何を渡されたかは後で確認しようと思い、車を発進させた。

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