ダブル不倫 〜騙し、騙され
第2章 2
優子は悶々としていた。
点いてしまった炎を鎮火させるほうが難しいと思った。
優子はドレッサーの引き出しの奥にしまってある外国の新聞紙の小さな小袋を取り出し、中身を確認する。親指ほどの小さなロータだ。夫に内緒で通信販売で購入したものだが、使うのは少し躊躇っていた。
手のひらに握り締め、そのスイッチを入れてみる。スイッチは無線式だ。
プーン……。
「きゃっ……」
蜜蜂の羽音に似た音。手のひらで小さなそれが暴れる。その大きさに似つかわしくない強い振動。優子は慌ててそのスイッチを切った。
優子はドレッサーの椅子に腰を下ろす。ドレッサーの鏡には、何もまとっていない優子の身体が写っている。自分の部屋で、全裸姿をまじまじと見ることなど初めてのことだった。
――エッチな身体。
膝を左右に開く。粉砂糖細工の和菓子のようにしっとりとした肌。丸い胸の膨らみ。メリハリのあるウエスト。そして、贅肉のほとんどない下腹。その茂みの下に透明な蜜がふつふつと湧き出す場所が見える。
心臓が高鳴っていた。それは、悪戯心を抑える子供のような気持ちに似ている。全身に鳥肌が立ったような気がした。
――夫の横でこんなこと……。
自分の膨らみの頂にそれをあてがい、そのスイッチを入れた。
「キャンッ……」
蜜蜂の小さな羽音がそこから聞こえて、その振動が全身に広がる。優子は指先でそれを挟むように頂にあてがう。
子宮が熱い。キュンとなった身体の奥から何かがツッと溢れる。身体が震えた。指でそこを撫でる。優子の細く長い指に透明な蜜が絡む。
優子の赤ピンクの花びらが、クルクルと海洋生物のように解けながら妖しく蠢く。
優子は小さなロータを舌の上に載せ唾液を絡める。自分のそこにあてがう。そこは、少し前まで修一を咥えていた場所。
プーン……。
「あ、んん……」
優子の身体が跳ねた。慌ててそのスイッチを切る。
寝息を立てる修一に目をやる。
――あなたのせいよ。修一さん……。
再び、スイッチを入れた。
羽音が低くなる。音はすぐに高くなる。鼻を摘むように優子の敏感な芽を指とロータで挟む。
「んんっ、ああ……くうっ……あああっ……」
熱を帯びた子宮が何かを絞り出す。頭の中がフラッシュした。
点いてしまった炎を鎮火させるほうが難しいと思った。
優子はドレッサーの引き出しの奥にしまってある外国の新聞紙の小さな小袋を取り出し、中身を確認する。親指ほどの小さなロータだ。夫に内緒で通信販売で購入したものだが、使うのは少し躊躇っていた。
手のひらに握り締め、そのスイッチを入れてみる。スイッチは無線式だ。
プーン……。
「きゃっ……」
蜜蜂の羽音に似た音。手のひらで小さなそれが暴れる。その大きさに似つかわしくない強い振動。優子は慌ててそのスイッチを切った。
優子はドレッサーの椅子に腰を下ろす。ドレッサーの鏡には、何もまとっていない優子の身体が写っている。自分の部屋で、全裸姿をまじまじと見ることなど初めてのことだった。
――エッチな身体。
膝を左右に開く。粉砂糖細工の和菓子のようにしっとりとした肌。丸い胸の膨らみ。メリハリのあるウエスト。そして、贅肉のほとんどない下腹。その茂みの下に透明な蜜がふつふつと湧き出す場所が見える。
心臓が高鳴っていた。それは、悪戯心を抑える子供のような気持ちに似ている。全身に鳥肌が立ったような気がした。
――夫の横でこんなこと……。
自分の膨らみの頂にそれをあてがい、そのスイッチを入れた。
「キャンッ……」
蜜蜂の小さな羽音がそこから聞こえて、その振動が全身に広がる。優子は指先でそれを挟むように頂にあてがう。
子宮が熱い。キュンとなった身体の奥から何かがツッと溢れる。身体が震えた。指でそこを撫でる。優子の細く長い指に透明な蜜が絡む。
優子の赤ピンクの花びらが、クルクルと海洋生物のように解けながら妖しく蠢く。
優子は小さなロータを舌の上に載せ唾液を絡める。自分のそこにあてがう。そこは、少し前まで修一を咥えていた場所。
プーン……。
「あ、んん……」
優子の身体が跳ねた。慌ててそのスイッチを切る。
寝息を立てる修一に目をやる。
――あなたのせいよ。修一さん……。
再び、スイッチを入れた。
羽音が低くなる。音はすぐに高くなる。鼻を摘むように優子の敏感な芽を指とロータで挟む。
「んんっ、ああ……くうっ……あああっ……」
熱を帯びた子宮が何かを絞り出す。頭の中がフラッシュした。