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宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし

第2章 出会い

「よいしょっと。」彼は、荷物を運んでくれて玄関の前の廊下に置いた。
私は、一瞬身体を固くして何があっても対処出来るように気を張っていたがその心配は全くもって無用だった。
彼はそのまま、玄関を出ると「それじゃ」と言って玄関を出て去っていったのだ。

その一連の動きが余りにも早かったので、私は会釈だけしかできず「ありがとうございます」と感謝を告げることが出来なかった。



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