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不埒に淫らで背徳な恋

第5章 【贖罪することが救いなのでしょうか?】





慌ててコンドームを持って来るとこめっちゃ可愛い。
袋を破いたところで取り上げる。
また口で装着して欲しいでしょ?




このコンドームは穴が開いててもいい。
そう言い切れちゃう。




「挿れていい…?」




不安そうな顔しないで。
言いたいことはわかってる。




「瑠香さん……しちゃうんですか?子づくり」




挿れようとした手を止めた。
真っすぐ見つめたら少し怯んでる。
怖いくせに聞きたいんだね。




「え、今から快くんと繋がろうとしてるのにそんなこと聞いちゃうの?」




「しないでください…!お願いします…!」




起き上がり手を握って懇願してくる。
泣かないで……そんな顔させたいわけじゃないのに。
頬を包み込んでキスをする。
離さない……もっと絡ませて。




言わなくてもわかってよ。
なんて、無理難題だよね。
何て言えば安心する…?




「しないよ……絶対にしない」




見上げる瞳がまだ心なしか揺らいでる。




「ねぇ、挿れていい?」




ひとつになろうよ。
何も考えれなくして…?




「僕とだけですよね…?」




先端だけ挿入っちゃうよ…?




「うん……そうだよ?最後まで挿れるね」




奥まで届いたらゆっくり動く。
ヤバい……気持ち良過ぎて震える。
腰の動き…辛い?顔歪ませてる。
快くんも気持ち良いの…?




「瑠香さん……」




そのまま後ろに倒されて上下逆転した。
腕を伸ばして抱き寄せる。




「このまま瑠香さんを僕だけのものに出来たらいいのに…」




「んっ…!ちょっ…快くん!」




激しい動き……耐えるのに精一杯。
ダメ……すぐいっちゃう。
中イキだけはすぐに終わらない。
ずっと痙攣しっぱなしになる。
今日の快くん容赦しなさそうだからヤバい。




「どうして他の誰かのものなんですか…?僕はどうしたらいいんですか…?」




「はんっ……ダメ…ダメダメっ!」




「教えて下さい……」




痙攣し始めた身体に容赦なく攻め立てる。




「快くん待って……!」




「嫌です……瑠香さんが誰かとなんて考えただけで僕、発狂しそうです」








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