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不埒に淫らで背徳な恋

第10章 【不埒に淫らで背徳な愛なら許されるのでしょうか?】





所々痙攣する身体はまだ火照ってる。
完全にいけてはいない。
勢いよく抜かれて後処理している空気を背中で感じながらぐったり横たわる私。




結局……中イキは出来なかった。




残念な疲労感が漂う。
身体を反転させられて仰向けに。
優しいキスが降ってくる。
素直に受け止めてるだろうか。




ゴソゴソと引き出しから次のコンドームを出しているからびっくりした。




「え……出来るの?」




「うん……頑張るから勃たせて?」




「え、でも……もう」




小さいよ?とは言えない。
気持ちだけはあっても多分身体はついてこないと思う。
何人かそういう人を見てきた。
頑張ってくれるんだけどね、これは経験値か体質の問題であって……




「お願い、もう1回したい」




いや、これで勃たなかったらこっちのメンタルもやられるんですけど……?




仕方ない、と手に握る。




「もし無理だったとしても私は大丈夫だからね…?気持ち良くなってくれたらそれで充分だから」







つい保険をかけて手で少し大きくしてから唾液たっぷりにして咥えた。
いったばかりで敏感なのは知ってる。
腰が引けたならお尻を支えて奥まで含む。
2回目は手もふんだんに使わなければ。





善がってくれて反応してるのはわかるけどやっぱり本勃ちはしない。
嗚呼……メンタルが剥がれてく。
声が漏れてるから気持ち良くなってるとは思う。




乱れた髪を整えてくれた後に後頭部を軽く押さえられて腰も動き出した。
うーん……まだ解放してくれないのね。
ヤバいな……全然固くならないんだけど。




頭に乗る手を解いて咥えるのを止めた。
そのまま舌先でお腹から胸…鎖骨…耳へと這わせたら泣きそうな顔してる彼に優しくキスをする。




首に手を回し抱き締める。




「ごめん……」




「気にしないで、充分さっきので私ヘトヘトだよ?」




「ちゃんとイケた…?」




「うん……最高だった」




「次は出来るようにする」




「気負わないで…?春樹さんとそんなエッチしたくない」




「堪らなかった……この前2回目しようとした時の瑠香の顔」








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