不埒に淫らで背徳な恋
第3章 【破滅的な愛でしょうか?】
抱きしめる力も強くなる。
「今はまだ……僕だけを見て」
手のひらで顔を向けられ視線が重なり合う。
無理だよ………こんな瞳で言われたら。
「瑠香さんがまだ足りない……足りないです」
肩にキスされて、
身体は正直に彼の方へ向いてしまう。
悲しそうな顔。
私ってこの顔に弱いのかな……?
うん……凄く弱い。
こんな顔させたいわけじゃない。
やっぱり欲しい………喉から手が出るほど。
触れたい………繋がりたい。
この身体でいかせてあげたい。
もう戻れなくなる………
「私も……まだ足りない」
口からついて出た言葉は自分でも止めることが出来ない。
情けないほど欲してる。
目の前の居る彼を自分のものにしたくて……
悶えてほしくて……堪らなくなる。
私から与えるキスで溺れて……
腰を浮かされ膝で立つ。
舌を絡ませたまま股の間に彼の指が入ってく。
波打つ身体を支えながら刺激される悦びはやがて絶頂に変わる。
「快くんだと簡単にいっちゃう……」
濡れた指を見せられ咥えた。
口の中でぐちゃぐちゃになる。
「瑠香さん……今、凄くエッチな顔してる」
「快くんがそうさせるんでしょ……」
唾液を落として手だけで大きくする。
舌で胸を刺激したらどんどん固くなる。
「もう我慢出来ません…」
「後ろから挿れて…」
激しいキスの後自分で持って挿れた。
前からとは違った角度で奥に当たる。
それが気持ち良い。
思わず声が漏れて抑えられない。
後ろから肩を持たれて反り上げられる。
容赦のない攻めに何度も絶頂してシーツが濡れていく。
上半身だけベットに寝そべり力が入らない状態なのに……後ろから攻め立てる舌。
全身を駆け巡るオーガズムにずっと震えてる。
「ダメ……出ちゃうから」
指入れないで……本当に出ちゃうの。
バカみたいにシーツ濡らして恥ずかしい。
「またいくんですか?」
その言い方ズルい……いかせるくせに。
おかしくなる。
立ててた膝も崩れてうつ伏せになっても後ろから攻めてくるんだもん。
もうこれ以上いったら壊れちゃう。