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不埒に淫らで背徳な恋

第3章 【破滅的な愛でしょうか?】





最後のトドメ……ちょうだい。
そうですね、こんな歪んだ関係お互いにメリットはない、解消しましょう…って言ってよ。
目が覚めたって言ってここから出て行って……




「全部好きです……結婚してても、上司でも……今の等身大の瑠香さんが大好きです」




そっと手が伸びてきて横髪を耳にかけられた。
涙の跡をキスしてくれる。
それを拒めない私。
ダメ………欲しくなる。
拳握って堪えても反対側されたら止めるしかないけど……手をついた厚い胸板にときめいてしまう。




その手を掴み心臓に当てて私を挑発するの………




「ごめんなさい……それでも僕は、瑠香さんが欲しい」




手の下でバクバク鳴ってる。




「今の瑠香さんを……抱きたい…です」




どの言葉が引き金になってもおかしくはない。
それくらいストレートな甘いセリフに脳が反応する。
強引なくせに少し躊躇するところもくすぐるの……




胸筋から腹筋に触れて……視線が重なる。




私も……今の彼が欲しい。




どうしてこうも欲しい言葉をくれるの。
正当化しようとしてもダメだった。
諦めるのも諦めさせるのも無理だった。
このベルトに手をかけてしまえば……
もう逃れられない欲望に溺れていく。




少し外したベルトを引き寄せ胸を攻めた。
彼を見上げながら行為に及ぶ。




「あっ、でも…したいだけとかじゃないです…何かする目的だけに聞こえちゃうけど全然そうじゃなくて…瑠香さんだからそう思うだけで…あの…」




唇を離して、手を伸ばし後頭部から引き寄せキスをした。




「うるさいよ……今は黙って」と囁いて唇を甘噛みする。
さんざん煽っといて喋り過ぎ。
こんなに火照ったんだから責任取って。




音を立てて唾液を吸いながらベルトを外した。
腹筋にキスを落としてズボンをずらす。
でもすぐには触れないよ……?
たっぷり焦らしてあげる。




ソファーに座らせ身体中に舌を這わせてく。
途中でスカートのジッパーを下ろされてストッキングも脱がされた。
ショーツだけの姿で舐める私に興奮してきた…?








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