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不埒に淫らで背徳な恋

第4章 【許されぬ略奪でしょうか?】





「どうしても今日会いたくて……来ちゃいました」




嘘……でしょ?本当に……!?
今、ここに居るの……快くんなの!?
仕事終わりのスーツ姿のまま、急いで来た様子。




ヤバい、もしまだ誰かに見られていたら…と思いその場を離れる。
小さな声で「ついてきて」と言った。




早足で横断歩道を渡りホテルまでの道のりを歩いて行く。
少し離れて後をついて来る快くんを振り返らずどんどん進んで、この胸の高鳴りを鎮めるのに必死だった。




本当に!?後ろに快くんが居る。
ここまで来たら誰にも見られてない!?
ううん、まだダメ……今はグッと堪えて。
でもヤバい……嬉しくて堪らない。




ホテルのキーを受け取り距離を保ちながらエレベーターに乗る。
二人きりなのに俯いていたらそっと手を握ってきた。
ダメ…?ってな顔で見ないで。




ドキドキしながらいけないことしてるって頭では理解してる。
私が泊まるシングル部屋に連れ込んでる。
さっき会社の人に言われた通りのことしちゃってんじゃん。




わかってる………わかってるけど。
ドアを閉めたらもう、抑制出来ない。
壁に押し倒しているのは私の方だ。




「瑠香さん…」




「喋んないで…」




唇に触れたらもう………全然ダメ。
絡みたい………絡み合いたい。
ネクタイもボタンも外していく。
どうしよう………こんなのズルいよ。
自腹きって会いに来るなんて……




脱がし方がもどかしくて自ら脱いでいく。




「触って……?」




快くんの手を膨らみに。
そしてまた舌を絡ませる。
スカートのファスナーも下ろしたら足元に落ちた。
我ながら器用にストッキングも剥いで下着姿に。




唇から離れて首筋……鎖骨……胸へとキスを落としながらベルトに手をかける。
脱がせてお互い同じ姿になった。




「止まんないの……いい?」




「僕も止まりません…」




そっと手を取りベットに向かう。
座らせた後そのまま寝かせて、お腹から胸へと指を這わせる。
早く欲しくてウズウズしてる…?




「足、動いてるよ…?」




「すみません…」




「ふふっ、可愛い…」








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