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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第82章 傑と悟



病院に着くと、傑は救急外来の入り口に車を止めた。

夏樹が連絡してくれたから、藤堂先生は外で待ってくれてて、車が着くなり後部座席のドアを開けると、




「ひなちゃん、ちょっとしんどくなっちゃったね。病院来てえらかったよ。」




と言いながら、ぐったり座るわたしの首元を触って下瞼をめくった。




「藤堂先生……」



「うん、もう大丈夫。中でちょっと診てみようか。」




とわたしは抱き上げられて、処置室へ。


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