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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第82章 傑と悟

-夏樹side-




「夏樹、ひなのは?」




待合室にいると、車を駐めた傑が来て俺の隣に腰を下ろした。




「中にいる。」



「そっか。ひなの大丈夫かな。身体、強くないとは聞いてたけど、思ってたより弱いみたいだね。今日みたいなことはよく?」



「うん。しばらく調子良かったけど、本当は元気な時の方が少ない。入退院繰り返してるんだ。」



「そうだったんだ。俺、まだ元気なひなのしか見たことなかったからさ。突然体調崩し出してびっくりした。」



「だよな。ひなのって、いつもギリギリまで我慢するし隠すんだよ。だから、やばいってなった時には、割とマジで本当にやばいことが多いから、俺も結構ビビる時ある。でもまぁ、今日は全然マシな方だったな。」



「あんなフラフラしてて全然マシなんだ…」




と話してると、処置室から藤堂先生が出てきた。


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