ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第84章 トラウマの火種
「傑!夏樹!2人ともどうしたの!?来るなら言ってよ!」
藤堂「あれ?ひなちゃん聞いてなかったの?」
「藤堂先生知ってたんですか?」
藤堂「今日2人がお見舞い来たいって言うから、いいよってね。」
夏樹「は?ひなのにも今朝言っただろ?」
「え?」
七海「LIMEしたよ?ひなの"待ってる"って返事くれてたじゃん。」
あ…、ほんとだ、そうだった。
さっきの吸入で疲れてすっかり忘れてた。
「ごめん、忘れてた…」
夏樹「大丈夫かよ…まだ相当やばそうだな。また痩せてるしな。」
七海「うん、痩せたね…さらに小さくなった。」
「もう!2人ともお見舞い来てそんなこと言わないで!」
藤堂「ははっ。みんな仲良いね。そしたら、僕はこれで失礼しようかな。あ、何か飲み物でもいる?2人手ぶらで来たんでしょ。」
夏樹「いや、下のカフェでも行こうかなって思って来たんだけど…つってもあれか、ひなのカフェとか行っちゃダメな感じだった?」
「え、行きたい!!藤堂先生、行ってもいいですか?」
藤堂「1、2時間なら行ってきていいよ。しんどくなりそうなら戻っておいで。」
「わかりました!!」
とベッドから降りて行こうとすると、