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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第84章 トラウマの火種

-五条side-




神崎「五条先生、お疲れさま!」



「ありがとうございます。お疲れ様でした。」




たった今、担当患者が1人退院していった。

神崎先生と一緒にロビーで見送りを終え、




「ふぅ〜。さてと、16時過ぎか。五条先生、ちょっとカフェで休憩して行かない?俺、甘いもの飲みたい気分だから付き合って!」



「えぇ、もちろん。ご一緒します。」




と、神崎先生と一緒に3階のカフェへ。




「あれ?あそこにいるのひなちゃん?」




レジに並びながら空いてる席を探していたら、奥の方にひなと夏樹と傑の3人が。




「ひなですね。少し前、藤堂先生から夏樹と傑が見舞いに来てるって連絡入ってました。」



「あ〜。じゃあ、あれが藤堂先生の甥っ子くん。どんな話してるんだろう。ひなちゃん、ちょっと浮かない顔してない?」




言われてひなの表情を見ると、確かに何か考え込むような悩むような顔してる。




「そうですね…」



「盗み聞きしたいところだけど、バレそうな席しか空いてないね。まぁ、青春の邪魔するのはやめとこうか!」




と結局飲み物だけ買って、医局に戻った。


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