
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第86章 夏旅
けれど…
五条「おい、ちょっと待て。ひな海で泳ぐつもりか?」
「え?海に行くんだから当たり前でしょ?」
五条「はぁ??お前は馬鹿か!日頃から走るなって言われてるやつが泳いでいいわけないだろ!」
…って、この広いLDKの部屋なのに、リビングの声をダイニングで聞いていたようで、先生たちが話に入ってきた。
藤堂「ひなちゃん、泳ぐってすごく体力消耗するんだよ。水の中は入ってるだけでもかなり体力が奪われるの。運動はしないお約束でしょ?」
五条「そもそも泳ぎ方も知らないのに、お前は溺れに行くつもりか??」
「それなら浮き輪持って行くから大丈夫です。夏樹が何個か持ってて、大きいのもあるって!」
五条「だからそういう問題じゃない!藤堂先生の話聞いてなかったのか、海に入るのはダメって言ってんだ。それに、こんな人の多いビーチ行くのもダメ。もっと良い場所探せ。」
そして、あれはダメこれはダメと言われ、
