ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第87章 帰るまでが遠足
「ひな。」
「はぃ…」
「クラゲ、俺に見せたくて撮ろうとしてたんだって?」
「え?」
宇髄「夏樹が言ってたぞ。五条先生にクラゲ見せたくてどうしても撮りたかったらしいって。」
「あ、はい。そうだったんですけど…」
ぽん…
「ありがとう。嬉しかったぞ。」
ぽんぽん…
……っ///
「で、でもっ!結局撮れなかったし、夏樹にケガもさせちゃいました。」
宇髄「"危ないから代わりに撮るって言うのに、自分で撮りたいって聞かないからおんぶしてやったら刺された"って、言ってたな。笑」
うっ、夏樹そこまで話したんだ…
まぁ、わたしが悪いんだもんね。
って、五条先生さっきうれしかったって言ったのに、また不機嫌な顔してるし。
そういえば、五条先生電話の時…と思っていると、
「俺のためにって聞いて、かわいいから許そうと思ったけど、夏樹におんぶさせたとはな〜…」
って言いながら、五条先生はわたしにそっとグッと近づいて、
「やっぱり、帰ったらお仕置きしないとな。」
って、耳元で囁いた。