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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第91章 ひなのウイルス



「それで、熱は?高いの?」



「いや、熱は大したことないですよ。咳が酷いから、子ども達に移すとまずいなって休みもらっただけで。最初37度7分でしたけど、パブリン飲んで今はもう7度ないです。」



「やっぱりね。悠仁がそんな熱出すはずないと思ったんだけど、"五条先生のおでこ触った時、わたしが39度出た時のおでこより熱かった!夏のアスファルトくらい!すごく熱出てるんです!"って、ひなちゃんが必死に説明してきてさ。笑」



「自分が熱ある時のおでこと比べてどうすんだ…。熱ある時に自分で触っても熱く感じないに決まってますよ、手も熱いのに。誤診どころじゃないですね。」



「顔も真っ赤だっていうから、それについては、熱のせいじゃないよって。ひなちゃんが一生懸命心配してくれるのが嬉しくて可愛くて、照れてたんだよって言っておいたから。」




…!!?




「ちょっ、変なことひなに言わないでくださいよ!!」



「何が変なの、図星でしょ?"俺に夢中になりすぎだ"なんて、格好つけてよく言ったよ。夢中になってるのはどっちなんだか。」




…っ///


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