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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第91章 ひなのウイルス

-五条side-




コンコンコン___


「悠仁、入るよー?」




あれから、キッチンは藤堂先生が片付けてくれるというので、俺はお言葉に甘えてゲストルームで休んでた。




「藤堂先生ありがとうございました。掃除任せてしまってすみません。…それは?」




そして、キッチンの掃除を済ませて来てくれた藤堂先生の手には、何やら美味しそうなものが。




「ひなちゃんが作ろうとしてたうどん。代わりに作ってきたよ。風邪引いてようがなんだろうが、悠仁は食欲あるでしょ。」




と、サイドテーブルに美味しそうなうどんを置いてくれた。




「うまそう…。何から何まで、本当ありがとうございます。あ、ひなはもう昼飯食いました?たぶん、朝も食べてないと思うんです。」



「ううん。ひなちゃん、さっき寝ちゃったの。」




俺がゲストルームにいる間、ひなはひなでリビングに休ませてた。

そしたら、藤堂先生が片付けて料理してくれてる間に寝落ちしたらしい。




「ちょっと疲れちゃったんだね。ひなちゃんには後でまた食べさせておくから、悠仁はそれ食べな。どうせお腹ペコペコでしょ。笑」



「腹減ってるのバレてたんですね。んじゃ、遠慮なく…いただきます。」




と、実は起きてからめちゃくちゃ腹が減ってた俺は、勢いよくうどんを頬張った。


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