ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第92章 決行日
「いえ、それはさすがに無理です。ひなの準備が何も追いついてないので。それは本当にまだ…。」
宇髄「そうだな。でも、ひなちゃん自慰すること知らないだろ?だから、sexは早めに出来るようになればと思ってるんだ。ここからは医者として話すが、ひなちゃんのお腹、生理がきちんとあってもやっぱり少しずつ溜まってる。前にも言ったが、月一の生理だけじゃそのうち治療が必要になるぞ。俺が言いたいこと、わかるな?」
それはもちろん、わかってる。
生理周期が安定して、溜まる一方だった分泌液が月に一度は経血と出るようになったおかげで、お腹は今のところ落ち着いている。
とはいえ、どうしても僅かに残る分が積み重なって溜まってしまうので、いずれまた治療が必要になってくる。
けれど、ひなにとってあの治療は心身ともに負担が大きい。心も身体も大人になるにつれなおさらそうだ。
だから、俺とひなが恋人同士の夜を過ごせるようになれば、そこで粘液が排出されて、お腹も綺麗な状態が保てるんだけど…という話。
このことは、夏の旅行でひなが倒れて診てもらった時に言われてた。
今溜まってる量から逆算すると、1年後、次の夏までは持たないだろうってことだったから、このままだと半年くらいでひなは治療が必要になると思う。
俺も治療は避けてあげたいが、かと言って、ひなとの営みを無碍に粗末にするわけにはいかなくて…