ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第93章 誕生日の温泉旅行
「気持ちいいな。寒い中こうして外で風呂入るのって、なんでこんな気持ちいいんだろな。はぁ〜、最高……」
湯船のふちに両手を広げ、本当に気持ち良さそうに言う五条先生。
そんな五条先生の胸に背中を預けるわたしも、
「はぁ、気持ちいい…」
って、お風呂の気持ち良さに身体の力がどんどん抜けていく。
すると五条先生が、
「そうそう。そうやってリラックスしたらいいんだ。」
とわたしを後ろから包み込み、
「も〜っと、気持ちよくなっていいんだぞ…?」
って、たぶんわざとそういう風に…
反応せずにはいられない声で囁いてきた。