ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第93章 誕生日の温泉旅行
それから、お腹が落ち着くと、また五条先生と露天風呂に入った。
夜になって外が暗くなったせいか、昼間よりは恥ずかしさもなくて、
最初こそ、
「星、すごく綺麗ですね。」
「都会じゃこんな星空見られないもんな。」
なんて話すだけだったけど、
「五条先生っていつ鍛えてるの?」
「別に鍛えてないぞ。宇髄先生と工藤先生は暇さえあればその辺で筋トレしてるけど。俺はたまにそれに付き合わされるくらいだ。学生時代は大学のジムに藤堂先生と行ったりもしてたけどな。」
「へぇ〜。でも、それでこんなにムキムキになるんですね。どうして?この身体どうなってるの??」
って、五条先生の腕をむにむにしたり、力いっぱい掴んでみたり、
バシャッ…!
「うわっ、ちょっ!」
「へへっ。」
「ひな、お前やったな…?」
バシャッ…!!
「きゃぁ!わたしそんな強くやってない!!」
バシャッ…!バシャバシャッ…!!
「こらこら。はいはい、もうおしまい。風呂ん中で暴れるな。しんどくなったらどうするんだ。」
ってお風呂のお湯をバシャバシャかけあったり。
いつの間にか、そんなことできる余裕も出てきた。