ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第94章 First kissと…
「んぅっ………ハァ…ん、ふぁっ……んっ…」
「ひな口閉じない…。さっきと一緒、鼻で息して、キスの味ちゃんと味わって…」
せっかく整えた息がまた上がる。
五条先生の舌の動きが不規則だけどリズミカルで、激しいようで優しくて。
パニックが限界を超えてもう何も考えられず、頭も身体もなんだかこう、ふわふわほわほわ…。
「んっ……ハァ……んぅ……ハァハァ…」
唾液の絡み合うリップ音と互いに漏れる吐息の音。
舌の感覚はまだよくわかんないけど、耳の方が先にそれに反応して、次第に身体がうずうずし始める。
「そう、ひな上手……そのまま力抜いて自然にして…、舌も楽にしててごらん…」
力は抜いたんじゃなくて、抜けちゃったんです…
そう言いたいけど、口を塞がれてるんだから何も言えない。
あぁ、わたし、五条先生とエッチしてる…
少しずつ慣れてくると、身体のそれぞれが気持ち良さを感じ始め、足はモジモジしちゃうし腰は動いちゃうし、口の中は舌と唾液でヌルヌルするし、
「ハァ…ハァ……んっ……んぅ…」
キスだけなのに、どうしてこんな…
すごく、気持ちいい……
と、五条先生のキスに溶かされていると、
…!?
知らない間にパジャマのボタンが全部外されて、下着をつけていないわたしの胸が露わになった。