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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第95章 留学前の惨事



コンコンコン___


『失礼します…』




お寿司をお腹いっぱい食べて、午後の2時。



"お寿司食べました"
"これから病院に向かいます"



と五条先生に連絡したら、



"院長室にいる"
"待ってるから来い"



と返事があって、わたしたちはド緊張で院長室のドアを開けた。




工藤「お、来たか。」




先頭で入ったのは夏樹。

すぐに工藤先生の声がして、傑の後ろに続き部屋に入ると、




五母「ひなちゃん…!」




ソファーに座るお母さんが勢いよく立ち上がり、わたしに駆け寄ってむぎゅっと。




五母「久しぶりね。少し見ない間にまた大きくなって。ずっと会いたかったのよ。」



「お母さん…」




わたしもずっと会いたかった。

前回お母さんと会った時、わたしにとっては初めましても同然。

そして、今日は数年ぶりの再会。

お母さんと一緒に過ごした時間なんてすごく短いのに、抱きしめられた瞬間、ずっと昔からこうしてもらってたみたいで不思議なくらいホッとした。


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