ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第96章 偉大な母
-五条side-
五母「10時頃に起きて、12時過ぎにお粥を食べさせてみたら、3口だけど食べてくれたわよ。それから、りんごもすりおろしてあげたら、こっちも3口食べてくれて。その後は少しお話しして、今でちょうど1時間くらい寝てるかしらね。」
午後3時。
親父と先生方とでひなの病室に来て、お袋からひなの様子を話してもらった。
「ひな飯食ったのか…?」
今朝まで全く食事を取ろうとしなかったひなが少量でも食べたなんて。
驚いてお袋に聞き返すと、
五母「えぇ。起きてすぐはまだ首を振っていたけれど、1、2時間泣くと少し心が軽くなったみたいでね。恐る恐るでも、ちゃんと食べてくれたわ。」
と言われ、
1、2時間泣いた…?
母さん、ひなとどんな話したんだ?
今度はそう聞こうとしたら、お袋はひとつため息をついて、
五母「悠仁。あなたたちも。ひなちゃんの目が覚めたことに、ホッとしすぎてない?」
いつになく、鋭く厳しい声を向けられた。
五母「10時頃に起きて、12時過ぎにお粥を食べさせてみたら、3口だけど食べてくれたわよ。それから、りんごもすりおろしてあげたら、こっちも3口食べてくれて。その後は少しお話しして、今でちょうど1時間くらい寝てるかしらね。」
午後3時。
親父と先生方とでひなの病室に来て、お袋からひなの様子を話してもらった。
「ひな飯食ったのか…?」
今朝まで全く食事を取ろうとしなかったひなが少量でも食べたなんて。
驚いてお袋に聞き返すと、
五母「えぇ。起きてすぐはまだ首を振っていたけれど、1、2時間泣くと少し心が軽くなったみたいでね。恐る恐るでも、ちゃんと食べてくれたわ。」
と言われ、
1、2時間泣いた…?
母さん、ひなとどんな話したんだ?
今度はそう聞こうとしたら、お袋はひとつため息をついて、
五母「悠仁。あなたたちも。ひなちゃんの目が覚めたことに、ホッとしすぎてない?」
いつになく、鋭く厳しい声を向けられた。