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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第16章 複雑な思い



「なぁ、ひなの?」




2人だけになると、急に夏樹くんが声をかけてきた。




「大丈夫か?なんか最近ずっとぼーっとしてんぞ?」




たしかに、ずっとぼーっとしてた気がする。

この2、3日は何したかあんまり覚えてないもん。




「なぁ、屋上行ってみるか?」



「え?」



「気分転換しようぜ。今なら先生たちも見送りに行ってていないしさ!よしっ、行こう!」




と言って、夏樹くんはベッドを降りて部屋を出たので、何も考えずわたしもあとをついて行った。


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