ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第98章 胸のざわつき
……ということで。
翌日からわたしのリハビリがスタート。
リハビリと言っても、朝起きて、3食しっかり食べて、夜きちんと寝る。
まずはこの基本中の基本を頑張りましょうと。
8月が終わるまでの数日間は、お母さんが毎日付き添ってくれていた。
食事やトイレの介助なんかは全部お母さんがしてくれて、診察の時になると必ずわたしの手を握り、
「ひなちゃん大丈夫よ。怖いわよね。すぐ終わるからね。」
って声をかけてくれてたから、聴診や傷の確認といった毎日のルーティーンは乗り切れるようになったし、尿カテの抜去なんかも大暴れはせずに済んだ。